ふっくー

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティのふっくーのレビュー・感想・評価

3.5
かゆい うま

バイオハザードの原点復帰。
日本でも海外でも絶大な人気を誇る人気サバイバルホラー「バイオハザード」の実写版映画のリブート作品。
過去にはポールWSアンダーソン監督がミラジョボビッチを主演で制作した全6作品がありますが、今作はそれとは全く関係なく新しい物語となっています。

ちなみにバイオハザードシリーズはナンバリングはもちろん、スピンオフ版も一通りプレイしたことがありますので、キャラクターの思い入れがあるけども、、、
結構酷評が多いですねー。
なんでなんでしょうか。「原点復帰なら原作を忠実に再現しろ!」とか耳にしますけど、はたしてその通りの作りをして面白いですかね?

酷評されてるけど、正直今作よりドイヒーで出来の悪いゲーム原作の映画なんて、腐るほどあるし、言うほど悪くなかったと思うんですけどね笑。

物語はゲームで言う初代バイオハザードの洋館事件とバイオハザード2の警察署での話が上手くミックスされている。
RE2とDeadbydaylightで壮大なラクーン市警察署を知っているせいか、今回の警察署がちょっぴりこじんまりしてるのは笑えました。

確かにゲームプレイした私からしてみたら、明らかにシェバなジル・バレンタインは納得がいかないし、(ジルと言えばシエンナ・ギロリー使えよ笑笑)とか、原作通り裏切りをかますウェスカーも明らかにかませ犬だし、いくら新人警官だとはいえ、あそこまでヘタレキャラにしたレオンも意味わからんけども、ミラ版では圧倒的プリズンブレイクだったクリスは今作でなかなか再現度高かったわけで、クレアもまぁ逞しくてカッコよかったし、ウィリアム・バーキンはなかなか原作通りで笑ってしまったり、所長のクソさは健在で、個人的にリサ・トレヴァーが出てきたのはまじアツでしたよ。
エイダはミラ版の方がセクシーでした笑

ヒッチハイクをしたクレアを乗せてトレーラーで運転してたオッサンが食べてる油ギッシュなハンバーガーからゾンビを轢いてしまう一連の流れなんて場面場面はゲーム版「RE2」とほとんど同じでテンション上がりましたよ。あの不気味なラクーンのイラストの孤児院の扉とかシビれましたね。


アクション寄りだった過去シリーズに対して、今作はとにかくホラーテイストに拘っており、クリス達が洋館で初めて対峙したゾンビの振り返るシーンなんて、画質ガサガサの初代バイオハザードを初めてプレイした時の恐怖を思い出しました。
ウェスカーの使ってる銃がサムライエッジや、クレアが最初に見つけるショットガンがゲームでも初めて手に入るショットガンイサカだったり、弾がしっかり箱に入ってたり、ピアノ引いて仕掛けを作動させたりと、そこには確かにゲームのバイオハザードを感じました。
怪我をした時に、その辺に生えてるハーブをシューとしたり、洋館にある高そうな壺をナイフで壊したりしてほしかったよ笑笑

ラストは続編ありきの終わり方をしてたけど、今作のラストでラクーンシティは壊滅するとこまで描いてしまっているので、次回作はどのような展開になるんだろうか。ネメシスとかタイラントなんかも登場するだろうか。はたまたバイオハザード0の話をするのもアリかも??

アンブレラの目的とかウイルスの話とか細かい説明は一切ないので、原作知ってる人ありきで作られているのも初見さんは厳しいものがあるかもしれません。

クリスがゾンビと戦うワンシーンでフラッシュの点滅と共にゾンビの顔が一瞬映りそれらを撃退していく場面ですが、フラッシュ点滅いわゆるポリゴンショックのようなシーンが採用されているので、苦手な方はその場面だけ注意が必要です(公式のホームページでも注意喚起されてましたので)

アンブレラ社製のヘリコプターは安定に墜落したし、クライマックスは変異した馬鹿でかいクリーチャーが襲いかかってきて、トドメの一撃にロケットランチャーとゆうシリーズ王道を突き進んだのもバイオらしくて好きです
ふっくー

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