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バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティのUKIのネタバレレビュー・内容・結末

2.4

このレビューはネタバレを含みます

あんまり評価が良くないですが、観たかった作品。

ざっくりと1と2を混ぜて10倍くらい希釈した映画でした。

原作の再現性は良い感じ。
トラック運転手の件や、振り向きゾンビ、ピアノのギミックとか。
特に舞台の再現度は抜群で、警察署や洋館はプレイした人なら唸る出来。
ただ残念なのがそれを全く生かせていないということ。
上映時間の半分を導入に使っているので、
1番観たい部分が短いし駆け足。
クリーチャーがゾンビとリッカーとGのみっていうのは逆に思い切ってますね。
せっかく原作に寄せているのだからハンターとかタイラントとかスクリーン映えしそうなのも出して欲しかったです。
ヨーンとネプチューン、そしてそれらの共通点のリチャードのことであろう会話はクスッとしました。

そして物語の改変の都合上、キャラクターの設定がかなり変更されていて違和感がすごい。
以下それぞれの感想。
クレアは可愛い。
クリスは脳筋っぽい初期クリス感でわかる。
レオンはポンコツすぎる。泣けるぜがなくて残念。
ウェスカーはちょっと小物すぎ。
ジルに至っては見た目も中身も誰だよってレベル。
バリーはいない悲しい世界線。
でもリサが可愛いという幸せな世界線でもある。
エイダ...過去一で残念。

総じて、ドラマの第一話って感じの内容でした。
でもなんとなくゲームの映画化ってこんな感じなのかもとも思える、原作をリスペクトしたディテールを頑張った作品。
サイレントヒルの映画の出来が奇跡的すぎたんだよなぁ。

ミリもリスペクトを感じられないどこかのドラマシリーズよりは断然楽しめる作品だと思います。
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