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ディック・ジョンソンの死のseriFilのレビュー・感想・評価

ディック・ジョンソンの死(2020年製作の映画)
3.9
監督である娘の茶目っ気なセンスに聡明さと寛容さと笑顔で応じる父ディックジョンソン氏が素晴らしい。連綿と続く記憶の連なり、それが自分のものであるという無意識の確信。それが「私」ということのようですから、記憶が抜けていくことは「私」を失っていくことで、そんな「私」を囲む家族もまた傷ついていく。だからこそ、私が私であるうちにさよならをしよう。という映画。類似テーマの作品はあるけれど、圧倒的にユニーク。
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