名作って、話題とか関係なく現れるモンですね！！これは「映画燃え映画」もしくは「編集映画」だ！！
常に目に隈を作ってる陰気なジーンが、映画の都ニャリウッドで監督として映画を作っていく。
映画に全てを捧げたジーンは、その目の「光の無さ」を名プロデューサー・ポンポさんに見いだされ、戸惑いながらもクリエイターとして進んでいく。
何が良いって、ジーンが自分の創作に妥協が無いこと！何より映画が好きで、映画だけを見ているジーンだからこそ、映画に対して不誠実ではいられないんだろうなぁ。
ヒロインのナタリーちゃんも可愛いけど、メインはジーンが如何に映画と向き合うかを見せる話なので、清涼剤的なものに留まっている。それがホントに気持ちいい。
そしてもう1人の主人公(と勝手に思ってる)のが、銀行マンのアラン君。情熱を持たずになんとなくやってきた彼が、自分の全てを賭けて踏み出すシーンで胸が熱くなった。自分のなすべきことを自覚してからの彼は滅茶苦茶カッコいい！あの涙と握り拳で泣きそうになったよ。
最後のオチで軽く笑い、その後上映時間を見て大笑いしました。ダレる場面も無く、最初から最後まで面白さが突っ走っていく最高の映画！
何かを作りたい人に是非とも見てほしい映画でした！
ただ、1つだけ注文をつけるとすれば…
MEISTER、いつか見させてください！！
