空海花

映画大好きポンポさんの空海花のレビュー・感想・評価

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)
3.5
巷で超話題作⭐
1度逃したものの、上映が始まったので観てみることに。
上映開始の土曜にのんびり行ったら、
あっさり満席で帰されて出直した😅


杉谷庄吾【人間プラモ】の同名コミックを劇場アニメ化。
舞台は映画の都“ニャリウッド”
大物映画プロデューサーの孫で自身もその才能を受け継いだポンポさんのもと
製作アシスタントを務める映画通の青年ジーンを中心に、映画製作に情熱を向ける人々を描く。
目指せニャカデミー賞😼(笑)
監督・脚本 平尾隆之

ちょいちょい出てくる映画論は「うんうんわかる」というもの。
“女優をきれいに撮らなくてはいけない”
余程の意図がない限り、これができない監督は私も信用していない。
前作は合わなかったけれど…で観ることはあっても、ここを外した人の作品はもう期待しないかも。それくらい嫌かもしれない。
“映画は90分で”
私もジーン君と一緒で長く浸っていたい派なのだけれど、一理はあると思っている。
しかしデビュー作で超長編の名作を作った人もいる訳で…ただ、プロデューサーと相当なバトルやプレッシャーがかかって精神が摩耗したエピソードも聞くので、おすすめはしない(エラそう笑)
90分の良作って今はスリラーしか思いつかない😅つまらないのに2時間超えは本当にキツいのでやめてほしい…
これ系の名言がバンバン出ると思っていたのだがそうでもなく、意外と普通だったので拍子抜けはあった。

絵に関してはそれほど抵抗もなく
ポンポさんちっちゃいなとか(笑)
最初ジーンの目元にビックリしたが
死んでいる目という設定、なるほど(笑)
「自分には映画しかない」
今の自分もわりとそうなので😅思いのほか心を打たれる。

中心のテーマは“編集”にあって、映画好きはやってみたくなる作業。
イっちゃったように斬りまくるジーン君の姿や画は爽快。
ここで音楽もやたら爆音になったような気がする🔊
音楽はそんなに合わなかったな。

2人だけではなく、新人女優のナタリーに、ベテラン俳優陣の想いや、
先輩監督、映画界のレジェンドであるポンポさんの祖父の助言なども見どころ。

ポンポさんの映画に対する想いも意外なところがあって、
ジーンの人生も、撮影中の「MEISTER」映画に息づいていくのにはじーんときた。
映画に製作者たちの生き様、想いが表れる
素晴らしいことだと思う。

とはいえちょっとあまりにも限定的過ぎないかなというのも引っかかったり
「いやいやいやいや」とか
「これだけ?」とかまぁありまして。
それでも子供も大人も楽しめるという点で加点。

かつての映画少年・少女
そしてこれから映画に浸かりたい人は
観ておいて良い1本🙂
そしてドーナツが食べたくなる1本🍩


2021レビュー#146
2021鑑賞No.313/劇場鑑賞#49


入場プレゼントのマンガが後編だけって中途半端な😩
ジーン君の特技がすごい!

帰りにドーナツ買っちゃいました🍩
イメージ的に、ミスドではなく、クリスピー・クリーム・ドーナツだ~♪(笑)
空海花

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