高評価に期待して観たが自分にはハマらなかった。
同じようなクリエイティブの裏側を描く作品なら、『映像研には手を出すな！』の方がだいぶ好き。
ポンポさんは最初から「持ってる」んだよな。いくら小さい頃から巨匠のじーさんに映画観せられてたからってそれだけで名プロデューサーになれるなら、ここ(Filmarks)にいる映画ファンたちみんなポンポさんになれるでしょ。
映像研を引き合いに出しちゃうけど、金森さんは未経験だけど「お金が大好き」っていうキャラがプロデューサーとしての素質につながっていく過程がめちゃくちゃ面白いんだよ。
この作品はキャラクターの掘り下げが浅くて誰にも感情移入できなかった。
真の主人公である男の子も、うーん…別に映画じゃなきゃいけない感があんまなかった。
私個人も久々にアニメ観たからか、ヒロインのはわわキャラに全く耐性がなくなってたし(最後まで声の演技に違和感ありまくりだった…大塚明夫はさすがでした)、キャラの服も言い回しも全部痛く思えてダメでした。
銀行の会議のシーンも、あまりにもリアリティなすぎて冷めたし。
ラストのセリフでハッとさせる仕掛けだったんだろうけど、そっち優先しすぎてストーリー疎かになってるのどうなのと思いました。
映像のキレイさとか色遣いは素敵だと思うんだけどなぁ。この制作会社の他の作品は観てみたいです。
