いがこな

映画大好きポンポさんのいがこなのネタバレレビュー・内容・結末

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

トントン拍子で監督に就任し、ニャカデミー賞を取るというご都合主義に突っ込むのは愚かだ。ロリ少女が映画プロデューサーという時点で、リアリティレベルはグッと下げて鑑賞するべきだからである。

ただし、この作品の主体となるはずの「何かを犠牲にしなければ作品は作れない」という部分のリアリティを下げてしまったら本末転倒だ。

主人公は今までいろんなものを捨てて、映画に情熱を傾けて来たのだろう。それが72時間ある映画の素材を90分まで切るという行為と重ね合わせる・・・・・・え?待って?なんで72時間も素材があるの?

作中でどんどんアイデアを出して取り入れようみたいなことは言ってたので、それでたくさんの素材が出来てしまったのだとしたら、本当に行き当たりばったりすぎない?長い映画は好きじゃないポンポさんが書いた脚本なんだからそんなに長くないはずで。それに「当て書き」で書いたはずの脚本にそんなアドリブ入れまくって良いんですかね?

モノ作りに犠牲が必要だとしても無闇矢鱈に犠牲を増やして良いわけではないでしょう。

ポンポさん。僕も長い映画は好きじゃ無いけど、90分にするのは手段であって目的ではない。そう考えるとポンポさんはあんま映画好きじゃないんだろうなとしか思えなかった。ロリだから許すけど。
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