このレビューはネタバレを含みます
「生きることは選択の連続」であり、選択しないことで人生は構成されていく。フロクロの「ただ選択があった」のように、絶えず選択しなくてはいけない人生訓が、映画の編集という仕事を通して描写されていた。
映画の編集を主人公に据えて、1本の映画を作成していく描写、そして仕事にのめり込んでいく姿が、映画好きとして輝いて見えた。
映画編集者だけではなく、全てのクリエイター、製作者の「より良いものを作りたい」という仕事への情熱を後押ししてくれる。観るだけでエネルギーをもらえる安藤忠雄のような映画だった。