「逃げて逃げて、もう映画以外逃げ場がなくて（本人談）」映画の世界に飛び込んだ根暗なシネフィル男が、ニャリウッドの敏腕プロデューサー、ポンポさんに筋金入りの根暗さを買われ（「目がキラキラしてるヤツに映画を撮る資格はないわ」）、監督に昇進。「世界一の名俳優」を主演に迎え、ニャカデミー賞に挑戦するお話。
アニメは私が普段観ている作品とは文字どおり次元がひとつ違うので及び腰なところはあったけど、本作の良さはわかるぞ。うるうるするくらい素敵な映画。興味深い題材のわりにとっ散らかった印象しか残らなかった『ギョ』の監督がこんな凄まじい才能の持ち主だったとは、、脳ある鷹は爪を隠すのか。素敵どころか、完璧な映画、という賛辞を送りたい一作です。
