東京国際映画祭、ワールドフォーカス部門にて。
いかにも台湾映画らしい、家族を題材にした笑って泣ける喜劇。
「父の初七日」のような父の死をめぐる追憶と、山田洋次監督作品のような家族のちょっとしたドタバタを描いた喜劇とが綺麗に融合していました。
主演のおばあちゃん(陳淑芳さん)の演技が圧巻で、表情だけで魅せる演技がとてもよかったです。(当然ですが、大大大ベテランの方のようです。)
子役(?)の少女のちょっとした一言が面白かったり、もはや様式美のような家族のドタバタ劇があったり。
これが監督のデビュー作というのが信じられないくらい、王道で丁寧な作品でした。
(と思ったら、脚本家としてはそこそこキャリアのある方みたいです。)
来年の台湾巨匠傑作選で上映しないかなぁ…。