のんchan

弱くて強い女たちののんchanのレビュー・感想・評価

弱くて強い女たち(2020年製作の映画)
4.1
台湾🇹🇼の台南市に暮らすある家族に焦点をあて、もっと言えば女性たちのヒューマンドラマ❣️

日本人には顔馴染みのあるビビアン・スーがプロデューサー・出演・エンディング曲を歌唱しています💫


細腕で蝦巻き屋台からレストランへ発展させ、1人で娘4人を育て上げた母は70歳の誕生日を迎える。
しかし、その日に20年間音沙汰のなかった父が亡くなった連絡が入る。看取ったのは若い愛人だった。
母娘は遺体を引き取りに行き葬儀の手配をする。

台湾の葬儀は1週間掛けて行われる。やる事が色々あり、1つ1つの儀式をこなしていく。その間に悲しみは少しづつ軽くなり、7日間で家族が日常の生活に戻っていけるようになっているらしい。

行事をしながら、親子、姉妹、親戚関係、葬儀の様子をじっくり観察させてもらえる感じ。

7日間で母と父との出会い、離婚(父が望んだが母は届けをしていなかった)のこと、愛人のこと、宗教、娘たちのそれぞれの事情、悩みなどを話し合って解決していくのです...それにしても母は強し✊

最後に母と愛人が2人並んで寺でお参りする後ろ姿が良かった💞


女優たちはみんな演技力抜群で、自然👏
ビビアン・スーは次女で医師。夫も医師で1人娘の大学進学に神経質になりつつ、どっしり落ち着いた役柄を演じていました。


私はこの母のような強さは到底持ち合わせていないけど、世の中には強く生きている女性はいるのですよね、素晴らしい🌟
とっても心温まる作品でした💗


懐かしかった街中の赤と緑のポスト📮
そして、ビックリ🫢台湾ってタクシー🚕の後部座席でカラオケ🎤出来るのね。
ラストは母のカラオケが沁みる🎵
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