みい太郎

トゥルーノースのみい太郎のレビュー・感想・評価

トゥルーノース(2020年製作の映画)
4.2
映画館で観れなくてあー😮‍💨って
なってたらNetflixの新作に上がって
歓喜した(苦笑)歓喜はおかしいね。
作品は観る為に覚悟が必要な作品。

見終わってクロッシングを観た時と
同じく哀しくて憤って何も出来ない自分を
思い知らされるけど…(苦笑)
パワーをもらう。そして監督が望んだ様に
観た人1人1人がこの状況を
終わりにしたいと思う思念が
現実を変えられるチカラになるかも知れないと思える。

どこから泣き始めたのかー
自覚はない。

普通に暮らしている4人家族。
突然収容所。
3Dアニメじゃなきゃ耐えられない
強制労働や鳥のエサくらいの食事の配給、
極寒、暗い、臭い、痛い…
想像しても私はきっと1時間も耐えらない。
あーゆー環境の中で人に親切にしたり
優しくしたり…やっぱり人間性って
どんな環境下でもその人次第なんだと思う。
私がその場にいたら…
泣かずに狂わず生きていけるか自分が
信じられない(苦笑)

美しいものを探してね。
お母さんの強さが凄い。

監督が在日の方なのできちんと日本に
関わる事も表現してくれている。
帰還事業で北に渡った日本人妻。
6800人ほど居るらしい。
ストーリーの中には日本人妻も
拉致されて来たという女性もいた。
それが自分の家族だったら…
親類だったら…友人だったら…
ほっといていいのか?日本人。
なんか自動で流れ続ける涙🥲となんか表現できない悲しみと心臓をギューってされた感じと…

社会主義が概ねこんな事になってしまう
システムなんだろうか…
資本主義が完璧な訳では無いけれど…
こんな他の国民の不満を解消するための
強制収容所ってサンドバックみたい
やっぱ怖いのは人間で
人間はこうゆう環境にいると悪魔みたいな事も出来る様になってしまうんだなあ。

自殺したら残された家族が酷い目にあうのも初めて知った。

隣の国で…実際行われていて…
今もなお。戦時中な話ではない。
多くの日本人もいるんだという事は
やはり目を開けて見なくては…忘れてはいけない。
監督の10年かけてコレを作って
世界に知らしめる根気と情熱に敬意を払う。
日本で育った方が作ってくれた事
ありがとうございました🙇🏻‍♂️
みい太郎

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