ゆきえ

家庭裁判所 第3H法廷のゆきえのレビュー・感想・評価

家庭裁判所 第3H法廷(2020年製作の映画)
3.4
米フロリダの裁判所で、
虐待等で保護された子どもを親のもとに戻すか、
親権を終了させて里親と養子縁組をさせるかを審議する法廷のドキュメンタリー。

記録を元に上手く構成したと言う見易いものではなくて、
つぎはぎの記録で
いくつかのケースがバラバラに映されるから相当の集中力がいる。。
順番を入れ替えて再鑑賞したい💦
いつか配信されることを願う。

リアル過ぎて‥と言うかリアルでしかないので、
映画を観ていると言うより傍聴席にいる感じでした。

親の元に戻すか、
里親と養子縁組か。
難しい問題だ。

それぞれの主張が本当かわからない。

何を信じたらいいのか混乱しました。

個人の感情を判断材料にするのは危険。
親の想いも里親の想いも汲みたいところだけど大事なのは子供の人生だ。

冷静に事実(行動)を捉えて、
誰と生きていくのが子供にとって一番かを考えなければいけない。
そして決めると言う責任。

検察や弁護側、家族児童局の方々など
お仕事で関わっている人達はどれだけ精神をすり減らしているんだろう。
自分の意に反することが沢山あるだろう。
他人の人生を左右するお仕事。
尊敬しかない。

そして
血が繋がっていようがいまいが
選ばれた親が子供を大切にしてくれると祈るばかりです。
ゆきえ

ゆきえ