とうがらし

担保のとうがらしのレビュー・感想・評価

担保(2020年製作の映画)
3.2
75万ウォン(日本円で7.5万円)を返済しない母親。
金貸し業のドゥソク(ソン・ドンイル)は、9歳の娘スンイ(パク・ソイ)を預かり、返済までの担保にする。
しかし、スンイは逃亡。
母は中国から来た朝鮮族の不法滞在者で捕まり、強制送還されてしまう。
ドゥソクは、スンイと再会。
スンイを”担保”と呼び、ドゥソクはスンイの親代わりとして、自分の全人生を捧げていくことになる話。

邦題「担保」
物語を通して、韓国のえげつない実情が明るみになる。
なのに、ファミリー向けのハートフルコメディ調。
文化圏の違いからか、ディテールでストンと納得できない点がある。
泣かせようとする露骨な演出もあり、額面通りには受け入れられなかった。
でも、パク・ソイとソン・ドンイルの演技が良すぎて、グッとくる。
前述の引っ掛かりで、個人的には感動とまではいかなかったがなかなか複雑で面白い作品だった。

予告編(日本語字幕)
https://www.youtube.com/watch?v=dm-QMR0zBMg
※予告編の変なエフェクトは本編にはない(笑)
予告編と本編とでは、温度感もだいぶ異なる。
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