Naoya

ティティのNaoyaのレビュー・感想・評価

ティティ(2020年製作の映画)
2.3
病院で清掃員をしながら代理母をする女性は、脳腫瘍で入院する物理学者の男と出会う。ヒューマンドラマ作。境遇も異なり、不思議な組み合わせの2人ながら、2人の人生が一つ一つ静かに確実に交差していく様は面白みがある。やはり主人公のティティの個性が際立っており、人への接し方や考え方、表情や行動は優しくもあり、自身の芯が通った女性でもあり、掴みどころのなさもよりティティらしさにもなってます。物語は、物理学者がブラックホールに関する法則を書いた紙を、主人公が持ち帰った事で動き出すのだが、この軸だけで物語を様々な方向に枝分かれさせていく手腕は凄い。
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