見る角度で変わる二つの顔
ハンブルク、パリ、そしてニコラス・レイが全てを持っていくニューヨークで繰り広げられるアメリカン・ニューシネマスタイルのサスペンス。と言いつつ、2回の契約殺人は「007」を…
この作品好きなんで、再々観賞。
自分がイメージする70年代の風景が圧縮されて映っている。
例えば、チューブ状のエスカレーターを移動するシャルルドゴール空港第1ターミナル。とっても70年代。
窓が障子…
自分が誰か、他人が誰か
1カット1カット緊張感のある音にソリッドなカメラワークに暖色系の映像の質感
金箔とのセッションとラストのシークエンスの広がりがあるショット何度でも見れる
この人が創り出す「…
このレビューはネタバレを含みます
見終わったあと5文字しか喋れなくなりました。かっこいい………………っつって。映画って、おもしろいですね。映画ってすごすぎる営みだ。おもしろすぎる。人間って、偉い。
こんなの映画館で観たら、しばらく…
もともとあまり興味がある監督ではないし、役所広司の「完璧な日々」には正直あまり食指が動かないけれど、これは大好き。ハンブルグでもカウボーイハットを被るデニス・ホッパー。贋作を描くニコラス・レイ。救急…
>>続きを読むサスペンスとはいえ、俗人的な感じがすごい好き。
死の手が迫って、それに囚われてるだけに、藁にもすがる思いで殺人を引き受ける様の切実さがなんとも言えぬ哀愁とシンパシーを生む。
トムとヨナタンを取り巻…
いやもう、紛れもなく、これこそがまさに"映画”でしょう。
映画が映画のみで映画たり得てしまう、という同語反復でしか表せないような異様な事態が126分間持続する奇跡的なフィルムだと思う。ラスト・ショッ…
ウオー、41年ぶりに観た。途中見返せばいいのに、そのままでこんなに時間が空いた。小学生の頃にレンタルビデオ屋が出来始めて、『アメリカの友人』が観たいから母についてきてもらって会員になったのだった。当…
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