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スウィート・シングのtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

スウィート・シング(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

おじさんの映画日記 
スウィート・シング編

子供達よ!逃げて逃げて!! 飲んだくれの大人、変態DV大人、洗脳された大人から、、走って、歩いてでも、現実逃避でも、車を盗んでも、不法侵入しても、その行き先がまたしても酷い大人だったとしても。。
(でも親切な大人もいるもんだね、あの手作りの料理美味しいそうでした、ジャンクな生クリームドロドロベタ〜も嫌いじゃないけどさ苦笑)
とにかくサバイバルして生きていれば、幸せな瞬間が待っているのかも? 少なくとも未来・将来は続きますよね。
大人達だって最後まで真実の幸福を諦めないで、限りある未来を大切にして、子供達を守ってあげて、そして家族皆で 力合わせて幸せになって!!
おじさんは自然と応援してたよ。

ロックウェル監督と学生スタッフ達の撮影は初期衝動的な自由さと瑞々しさが素晴らしいです。(ロックウェル監督はニューヨーク大学大学院ティッシュ芸術学部映画学科の監督コース長なんだそうです)
モノクロームの映像はリアルさと奥深さ、美しさを感じさせますし、時折差し込まれるカラー映像がファンタジックに引き立ちますね。
特に怖さ 荒々しさ、美しさ、希望の日の出 再生と浄化を感じさせる海のシーンが印象的でした。
そして姉ビリーの妄想シーンの微笑ましさが切ないね、、ビリーの表情の豊かさ最高です!無邪気な笑顔、母性溢れる暖かい表情 諦めと悲しみに満ちた表情 軽蔑の冷めた表情 成長して大人になるつつある知性あふれる表情、、
どんどん成長していく姿が羨ましいです。 何と言っても彼女の歌うスウィートシングが良いです、将来が楽しみな方ですね。
姉弟をある意味救ってくれたアウトローのマリク少年もキラキラ輝いて明るくて良いです。 
子役の演者さん達のその後の成功を応援したくなる映画です。 
皆さん芸能の道に進むにしても、違うにしても無事幸せになって欲しいですね。

ちょっと疲れているおじさんには希望のある終わり方にホッとして癒されました (人生はそう上手く行かない事はわかってるけどさ涙)
もうちょっと私も頑張ってみるよ、ありがとうスウィート・シング!
2021/11/20 3:40
※Yahoo映画封切り時投稿
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