このレビューはネタバレを含みます
見ていて苦しくなる場面ばかり。終わり方も腑に落ちないというか、あれほど酷い態度を取った大人がひとつのキッカケで変わるだろうか。すべての大人に子供時代のきらめきを思い起こさせ…って説明文書いた人本当に観たのか?出てくるのは甘えた子供でいることが許されない子たち。
楽しい時間も、不安と儚さが付き纏う。母からの暴力を告白するマリクの後ろ姿と、それを見つめるビリーの表情が印象的だった。
ともあれビリー役の俳優が魅力的で、最後まで観た。音楽が割と差し込まれるけれど、邪魔に感じることもなく、映画の雰囲気に合っていて好きだった。
なんとなくドラマ「このサイテーな世界の終わり」を思い出す逃亡劇だった(あっちはコミカルで大好きだけど…)