いまいちストーリー根幹の理解に苦しむ映画なんだけれど、なんだか不思議な魅力があった。
犯罪者の夫が突然に連れてきた赤ちゃん。夫はその子を自分たちの子供だと伝え、妻はすんなりと愛を注ぐ（笑）そして突然に夫のいた犯罪組織が主人公を狙ってくる。いろいろなハプニングに巻き込まれ、多くの人が死に、いろいろな新しい関係性も生まれる。
大事な部分がよくわからないまま、ポンポンと話が進んでいく。主人公たちの状況よりも、なんだか脇役の登場人物にバックグラウンドがありそうで、それなのにそのバックグラウンドが完全にわからないまま終わってしまった。それが悪いわけではなく、なんだか妙な切なさが残る。数分だけ登場した編み物をしている名も知らぬおばあちゃんの存在や、２軒隣の夫を亡くしたおばちゃんとの関係が切なく印象深い。
