TooruHirono

アイム・ユア・ウーマンのTooruHironoのレビュー・感想・評価

アイム・ユア・ウーマン(2020年製作の映画)
3.7
I'm your woman/アメリカ/2022年

【一人の主婦の物語】、【I'm your woman】、【パッケージ】、なにかほんわかするような映 画を想像していたこの作品、こんなクライムでサスペンスなストーリーになるとは思ってもみなかった。

物語はある結婚をした女性が主人公で、夫の職業は謎のまま、拾ってきた(別の女性が産んだ)? 赤ん坊を連れてきただんなに「子供欲しかっただろう?」と諭され育て始めてすぐに、なんだかわからないが、夫は失踪、女性は赤ん坊とともに追われる身となる。しかしどうして追われているか、なぜ夫は失踪したのか、生きてるのか、死んだのか、すべてがわからないまま逃亡劇が始まり、それを手助けしてくれるのがたばこに火をつけずに口に加える他人に干渉しない黒人カル。このカルもミステリアスな人物で、たまに来て手助けをするが、すぐに姿を消し、そしてまた現れる。なぜ助けてくれるのかもわからない。さてその逃走の果てはなにがあるのか。。。とにかく出てくる人たちが、怪しい感じばかりで誰が味方で誰が敵なのか、伏線回収もありながら、ほったらかしもあり、うーん、見ていてなかなか見ごたえがある。

最初のエピローグのところ、この女性が優雅にサングラスしながら、毛皮着て、酒を飲んでいる場面から始まるから、なんの予備知識もないと最終的にめっちゃ強い彼女のあばれっぷりに追いつかな い。。。

主人公を演じるレイチェルブロズナン、私は最初から最後までエヴァンレイチェルウッドという女優さんのつもりで見ていたら、実は間違い、あまりにも似ているので、あとあと調べたらネットでも同一人 物ではないかと噂があり、本人たちがその噂を否定するために一緒に写真を撮り、ネットに上げたところ、結構話題になったほどらしい。。。なるほど。

日本公開はなく、今回もアマゾンプライムのみで見れるみたいだが、隠れた良品、見てほしいな。
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