子どもたちの元気にのびのびと学ぶ姿が印象的だが、それを支えているのは先生たちの惜しみない情熱。
教科書を使わずに子どもたちが納得して学ぶために、先生たちは何倍も想いを巡らせ、試行錯誤と、準備に時間を注いでいる。
一度の授業のために、準備する手作り教材の丁寧さには頭が下がる。
子どもたちのどんな疑問や答えを否定することなく、共に考え、納得する答えにたどり着くためには、先生の度量が試されると痛感。
こんな環境でのびのびと6年間学ぶ子供たちは幸せだし、自由な主張の中にも人の痛みが分かる否定しない柔軟さも持ち得るようになると感じた。
多くの人に見てほしいと思う作品。
それにしても、映画に出てきた子どもたちのその後が気になる。
人同士が向き合い、体験することを重視する教育だったけど、コロナ禍ではどうなったのか？
教科書で学ばないまま中学に入り、普通の学校教育に馴染めたのか？など
一人の少女が、いつか自分たちの子どもたちもまたこの小学校にと言っていたが、いつかそんな続編も見たいと思った。
※その後、ネットで見ていたら和光小学校には附属の中学もあるとのこと。
約8割は内部進学とあり、なるほどと。
