Mariko

マーメイド・イン・パリのMarikoのレビュー・感想・評価

マーメイド・イン・パリ(2020年製作の映画)
4.2
人魚ルラが登場してまもなく、これってマーメイドじゃなくてセイレーンじゃん、ていうか拾ってきたあそこ川だしローレライか?フランス語でローレライってなんていうんだろ、、とかいろいろ思ってたけど、そもそも原題が"Une sirène à Paris” だった(笑)。

ガスパールの仕掛け絵本がものすごく素敵で、それがそのまんま映画になったかのような仕立て。セーヌ川に浮かぶバー、ローラースケートにトゥクトゥク、ジョニー・キャッシュ(猫)、アヒル(オモチャ)がいっぱいのバスタブetcetc、もう何から何まで一歩まちがったらやり過ぎ感が出そうな演出が、どれもかわいい〜💕と思えてしまうのは流石フランス映画。すべてがキュートなのに甘々にならないあたりのバランスがものすごく好み。

そしてシザーハンズの頃のティム・バートンっぽい。もう今やティム・バートンにはそういうテイストがなくなってしまったけれど。

真夏の深夜にひっそり観る映画として最高🛀
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