とし

エポックのアトリエ 菅谷晋一がつくるレコードジャケットのとしのレビュー・感想・評価

4.0
ザ・クロマニヨンズやOKAMOTO’Sのジャケットデザインを手がける菅谷晋一さんに密着したドキュメント作品。
クロマニヨンズのファンとしては観ておかなければと思い鑑賞。

この作品を観始めて初めに思ったのは菅谷さんの物腰の柔らかさ。
話し方に穏やかそうな人柄が滲み出ていた。

彼の手がけた作品は多いので、クロマニヨンズのエピソードもその中の1つとして出てくる程度だろうと思っていたら、クロマニヨンズのエピソードが中心でびっくり。

彼のデザインするジャケットのすごいところは、絵だけにとどまらず、彫刻やおもちゃを作って、それを撮影してジャケットにしているときもあるということだ。

そして、候補は毎回1つしか出さない。
完成した時のニコニコ顔と「すごくいい」というまさに自画自賛コメントがなんとも印象的だった。
物腰の柔らかさとは裏腹に、仕事にかける情熱が感じられた。

今回はシングル「クレーンゲーム」とアルバム「PUNCH」のジャケット作りだったが、ヒロトやマーシーとの関わりはハイロウズ時代の「Do!!The★Mustang」からずーっと続いているので、今までもユニークだなあと思っていた彼らのジャケットだが、今回取り上げられていなかった作品も眺めるのがより楽しくなる。

21-103
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