猫マッチョ

アムステルダムの猫マッチョのレビュー・感想・評価

アムステルダム(2022年製作の映画)
5.0
カッコーは別の鳥の巣にも卵を産むが、他のカッコーの巣にも卵を産むってストーリー。鳥が実は重要なポイント。


ミスリードが加えられたサスペンスであってよく脚本が練られている。
時間軸のシャッフルよりも団体を複数登場させることで複雑にしてるので理解出来なくて低評価になると思う。ただでさえ犯人すら分かってない人が多いのに。
5人会なのに何故4人しかいなくて、他の1人はどんな地位だったか?を考えるとより深みが増す。

問題点としてはミスリードがストーリーを追ってこれる人向けとなっている。つまり、何も考えずにボーッと観てると騙されない。
だから、つまらなくなる。順通りでも理解は少しは出来るようになっているのが救いかな。


『仲間意識』と『団体格差』の二つを重点に置くと比較的分かりやすく鑑賞出来るとは思う。どんな団体に所属してて、その団体の名声が高いか低いかが重要である。


コメディ要素として演説の前に目薬ドラッグをキメる場面は特に面白い。ドラッグを共に打つ=仲間ってのを意識させる上で重要だが、主人公は義眼やから実は効かない。

だって、目薬ドラッグなんて聞いたことないやん。ちゃんと体内に入るの?このミスリードだけのために用意されたドラッグだろう。

あとは1933年にしてはブラックマンデー後なのにマーゴットロビーを養う余裕があるのかい!って事かな。
ニューディールの効果が表れるのはもう少し後やのに生活に余裕がある人が多い。
不景気ってのは庶民とはかけ離れた存在なんだろう。いや、すでに不景気にこそ種蒔きして地位の地盤のためにアクセクしろって事かな。
猫マッチョ

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