うにたべたい

地球防衛少女イコちゃん2-ルンナの秘密-のうにたべたいのレビュー・感想・評価

3.7
河崎実監督のオリジナルビデオムービー・地球防衛少女イコちゃんの2作目。
前作で地球を危機から救ったイコちゃんは、どういう経緯か宇宙高校という宇宙にあるのであろう高校へ進学することになります。
それに伴い、イコちゃんは後輩の菅河イコにスーパーインカムを渡し、地球の平和を託します。
というわけで、2作目は主人公が変更となります。

1作目は、学校とLTDT(地球防衛軍的な組織)が舞台でしたが、2作目は学校が出てこず、LTDTがメインになります。
そのため、2代目イコちゃんのセーラー服やスク水姿は拝めず、個人的には非常に残念でした。
また、1作目のイコちゃんは、失敗した時に舌をぺろりと出したり、敵の宇宙人に縛られて苦しそうな顔をしたり、視聴者サービスが素晴らしかったですが、2作目はそういう意味でもパワーダウンしています。
1作目が売れてしまい好き勝手できなくなったのか、健全度が増して、オタク心は寂しい2作目になっていると思いました。

河井イコちゃんからスーパーインカムを引き継いだ菅河イコちゃんは、訓練を受けてLTDTに入団します。
LTDTの新団員としてスタートするイコちゃんですが、同時に白馬ルンナという少女が入団します。
ルンナちゃんは各国の有名大学で優秀な成績を修め、家は裕福で、これまでに既に17匹もの怪獣を退治したエリートです。
早速、迫りくる怪獣を次々に撃破、対して、失敗ばかりで落ち込むイコちゃんですが、実はルンナには秘密があり、という展開です。

唐突に挟まる歌と踊り、脈絡もなく隊長代理として任命されるミラクルマン、ジャガーさん演じる機械整備のジャガーさんなど、本作も奇っ怪です。
また、サービスシーンは前作に比較すると少ないですが、小さくされたイコちゃんが素っ裸になるシーンがあり、首から下は映さないもののぐっと来るものがありました。
そういうシーンはあるにはありますが、やっぱりターゲットを考えると、もうちょっとサービスがあっても良かったんじゃなかったかなと思わざるを得ないですね。

ちなみに代替わりしたイコちゃんですが、終盤、普通に登場します。なんで代替わりしたんや。
エンディングのイコちゃん音頭は2人のイコちゃんと、ルンナちゃんが歌い、スタッフが総出で踊ります。
こういう楽しそうなノリはいいなあ。