Netflixオリジナル映画。
原作はアメリカの現役議員の自伝小説。小説ではもっと社会構造への疑問や本人の生い立ち全般について描かれているようだが、本作では少年時代と大学時代の家族ドラマがメイン。
薬物依存で精神が安定せず、パートナーも取っ替え引っ替えで家庭環境に影響を及ぼす母を中心として展開していき、いかに主人公が成功したのか、何に苦悩してきたのか、物語で明らかになる。
エイミーアダムス演じる母とグレンクローズ演じる祖母の演技は目を見張るものがあり、よりドラマとしての説得力を持たせてくれている。
原作未読の身からすると十分作品として成り立っていると感じるが、原作のメッセージ性が本作では活かせていないとの声もあるようで、原作もぜひチェックしてみたい。