荒川自転車乃介

ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-の荒川自転車乃介のレビュー・感想・評価

3.5
実話を元にしたアメリカ作品。貧しい白人の家庭に育った主人公。現在はイェール大学の法科大学院生で、インターンシップのため、大手法律事務所の面接中。インターンシップが採用につながるため、かなり真剣である。
そんな中、故郷から電話があり、イヤイヤながら戻ることになり、過去を思い出していく。
貧困や下流社会という言葉が頭に浮かぶような展開で、これだけなら日本にだって存在するが、アメリカでほ薬物中毒も絡んできて、主人公の母は、中毒患者になってしまい、それが不幸に拍車をかける。
そのような背景を舞台にした作品なので、見ていて辛くなるが、アメリカの実際の社会のある部分がよくわかる。
ラストはハッピーエンドなのでみる価値はあり。しかし、見ている間中、辛かった。