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姉姉妹妹のぉゅのレビュー・感想・評価

姉姉妹妹(2019年製作の映画)
3.6
2022年 鑑賞 22-50-04
地上波 深夜放送 にて
ベトナムのトップ女優として知られ、この作品が監督デビュー作であるキャシー・ウエン監督による、ラジオパーソナリティであるキム(タイン・ハンさん)は、大企業家の娘で、眉目秀麗な夫フイ(ライン・タインさん)と豪邸に住んでいる。キムの番組に、DV被害で悩む妊婦ニーから電話が掛かってくる。行き場のないニー(チー・プーさん)をキムは、メイドとして家に迎え入れたことで3人の男女の愛憎が複雑にからむサスペンススリラー作品。

ー ベトナム版夜ドロ作品 寄生型 ー
暗闇、夜の空... どこかおどろおどろしいものに思う心。作中外のシーンはほぼ夜、朝や昼は建物の中がほぼの印象。キムの仕事が深夜ラジオのDJというのもあるが、キムとニーが出会ったシーンも夜。DV、不倫、離婚、流産、中絶するならヨリを戻す... 重くのしかかる夫婦間の闇...

正直ニー自体、フイの家に入った瞬間からおかしい。朝になると、フイや家政婦に対する態度が尖っている。でも、キムにはベタベタ... この状況こそが人間関係の闇を感じる...

初めて登場の昼間のプールシーンは、重要なシーンで、家政婦を排除し、自分自身が富豪宅に侵入成功のシーンで、ここからニーの... 私は「パラサイト 半地下の家族」が過ぎった...

侵入、洗脳、深侵入、寄生... ここで、あのシーンと繋がるのかっ!

昼間の外のシーンって重要だし、時系列にも注目していかないと... やっぱりそうっぽい流れ... やっぱりかぁ... ベトナムの人に裸族多いの?って思っていたが、謎が解けた!でも、あとひとひ... あるんでしょ?だって、●●は不幸を生むからね...

あと、終盤になってから、引っ張り過ぎ、間延びしているように感じた。ドロドロ系作品は、そこまで転換使わない方がいいように思う。もうバッドエンドしか道がないもの... でも、あそこの展開は好き!冒頭で見せておいて、中盤の大きな転換に繋がった!



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