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ハウス・オブ・ザ・デッドのsugasanのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・ザ・デッド(2003年製作の映画)
1.8
ウーヴェ・ボルの悪評を決定付けたと思われるズッコケゾンビ映画。

本作に登場するゾンビは、海を泳ぎ、全力で走り、おまけに回転ジャンプしながら斧を遠投してくるなど、いわゆる"ゾンビ"演技をしない衛生状態が悪いだけの暴徒。

劇中で「ロメロの映画が現実になったんだ」と言わせて過去のゾンビ映画に目配せするフリをしているが、おそらくロメロの映画なんて観てないし、ゾンビ映画に何の思い入れもないのではないだろうか。

やたらとおっぱいを出したり、ゾンビ映画全く関係ないユルゲン・プロホノフを『Uボート』パロディキャラでゲスト出演させたりと、観客サービスもどこかズレている。
そこはケン・フォーリーかトム・サヴィーニでも呼んどけよ。

映画の出来自体は並。目くじらを立てるほどつまらないわけではないが、特に面白くもない。
世間で言われているほど酷い映画ではないが、ゾンビ映画なのにゾンビ愛が感じられないのは問題なので、個人的な評価はやっぱり駄作か。
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