『エアフォース・ワン』のウォルフガング・ペーターゼンや『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒなど、ドイツは映画史に残る名監督を沢山輩出してきました
しかし『悪魔のえじき』シリーズのアンドレアス・シュナースや『ネクロマンティック』のユルグ・ブットゲライトなど個性豊かな監督も多いです
本作は、そんな様々なドイツ出身の映画監督の中でも特にどうしようもないウーヴェ・ボルが手掛けています
どれくらいどうしようもないかと言うと、"自分の作品たちを酷評(当然)した評論家とボクシングで決着をつける"というくらいどうしようもないです
ただ本作はベタなゾンビ映画として完成されており結構好き
素人の学生とは思えないゾンビとの本格的な格闘やマニアックな銃火器を多用した20分間のドンパチは堪らない
歴代ゾンビ映画を彷彿させるゴア描写もこだわりがあって良かった
ちなみに特殊メイクを担当しているのは後に『シャークネード』シリーズで世界中のボンクラ映画ファンの心を鷲掴みにしたアンソニー・C・フェランテ