フランス映画祭にて。
面白かった。これは裁判の経過も見ごたえあったが、オリヴィエ・グルメが終盤に全部かっさらっていった。さすがの存在感、威厳ある立ち振舞い。
2000年に起こった未解決の失踪事件「ヴィギエ事件」とその裁判を元にした映画。
事件を追う主人公ノラは架空のキャラクターらしいが、他はすべて実在の人物だそう。
事実に基づいて罪を裁くための裁判が、仮説で動かされているとしたら…。
失踪さたヴェギエは生きているのか?ということよりも、曖昧な主観に基づき司法が動いてしまったことに弁護士のデュポン=モレッティがどう立ち向かうのかが見もの。
そして、法廷劇の見所のひとつはやはり裁判シーン。とても劇的。
オリヴィエ・グルメにやられるよ。