もやし

私は確信するのもやしのレビュー・感想・評価

私は確信する(2018年製作の映画)
4.7
見応えありすぎぃな実話裁判サスペンス。集中できるときに見てくださいね。

事件はシンプル。不仲の妻が失踪。旦那が殺人容疑をかけられる。だが証拠は全くない。なのに怪しいという理由だけで控訴され続け、気付けば10年の月日が。旦那は鬱病に。


この作品の大きな見所は、唯一の未検証の証拠が妻の不倫相手の250時間にも及ぶ通話記録のみということ。
それを弁護士ですらない主人公が頼まれて検証する。気の遠くなるような作業。知らず知らずにのめり込んで、おかしくなりかける。鬼気迫ってますね。



なんつうか、とにかく証拠が全くないもんだから、当然焦点が印象操作と思い込みが主なものになってくる。
なので見てると段々イライラしてきます笑

どんなに無罪を強調しても結局思い込みが勝っちゃっていつまで経ってもスッキリしない。

でも証拠集めしてる内にあれあれ?って感じにもなってくるので飽きることはないです。そこはぜひ見て楽しんでください!


登場人物全員魅力的で如何にもフランス映画だなという知性の高さを感じさせ、とても楽しく見させてもらいました。
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