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私は確信するのzkty1006のレビュー・感想・評価

私は確信する(2018年製作の映画)
4.4
実話を基にした法廷サスペンス。だけじゃなく何かを追い求める人間の業というか熱というか、信念とも、真実への希求とも、何といっていいのかわからない抗えない感情がこの作品のもう一つの主人公。そこがめちゃくちゃ新鮮だった。その部分を担うのが事件の調査手伝いをする料理人のシングルマザー、ノラ。しかもそこがフィクション部分というので、さらにこの脚本の深みを感じてしまった。

彼女を動かしたものは何なのか。正義?真実?友情?達成感?
シングルマザーで仕事、子供、愛人、一生懸命全力を注ぎ、バランスをとってうまくやってきたのに、そのすべてを失ってしまうかも知れないほど調査にのめり込むエネルギーの正体は何なのか。

迎えたラスト。
いろんな意味で素晴らしかったです。

ーー状況によっては、ストーカーとか偏執狂とかになるのかもですが、、
夢中になるというものの強力な磁力にあらためて興味がそそられてしまいました、人間って不思議
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