悪魔の棲むYeah

私は確信するの悪魔の棲むYeahのネタバレレビュー・内容・結末

私は確信する(2018年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

おもしろかった。

無罪か有罪かはあまり重要じゃないというか、最大の見どころはそこじゃないのかも知れないと思いながら見ていたし、自分がどっちの結末を見たいのかを考えながら最後の数分間を見ていたんだけども、判決寸前で暗転してエンドロールが流れてもいいのかもしれない、いやそれだと消化不良だろうか?みたいなほんのりとした葛藤があった。
判決前の時点で、この映画の何かに満足していたんだと思う。

真実の追求に血道をあげるあまり生活を破綻させていく主人公、みたいな設定は有名な映画でなんかあった気がするんだけど思い出せない。

被疑者と懇意にしてたわけでもない(息子の家庭教師、の父親)のにここまで究明にのめり込むというのは不自然な気もするけど、途中からはもう被疑者のことより自分の正しさを証明するための行動と化していて、この、ちょっと気狂いじみてしまうところは分かる気がする。主人公を美しく、気高く描いていないところがいい。