2021/6/5鑑賞。58点。
＜見所＞
・主人公を演じる女優 ヴァネッサ・グラッセが超かわいい。ティーンモノのドラマ・映画で主人公やってそう
・豚タンの瓶詰めは、長距離トラックドライバーが食べるらしい
・ブレンダン・フレッチャーの無駄遣いw
＜あらすじ・ネタバレあり＞
主人公メアリー(ヴァネッサ・グラッセ)は、当時付き合っていた恋人ジェイムズ・リンカーン・フィールズ(コール・ヴァイグ)に火をつけた罪で逮捕、刑務所に収監さていた。
元カレは【雨の切り裂き魔】の名で知られたシリアルキラーで、35人の女性を殺害。ある日、メアリーはジェームズの部屋で死体の一部を見つけてしまう。その後、メアリーはジェームズが女性を殺す場面を無理やり見せられ、彼と一緒に死のうとして放火したのだ。
2週間前出所した彼女を気にかける保護観察官・トム(ダニエル・オメーラ)は、友人・エドが経営するガスマーケット(ガソリンスタンドとコンビニが併設された施設)のバイトを紹介する。
エドの面接を受けたメアリーは、彼に気に入られ夜勤シフトで働くことに。
過去のトラウマがきっかけで突然元カレの幻覚が見えるメアリーは、それを抑えるために薬を服用していた。
幻覚が見えることや薬の服用がバレると仮出所が取り消されるため、トムにバレないようにしていた。トムはもちろん気づいているが、「自分からの連絡は必ず取れ、隠し事は絶対にするな」とだけ言葉をかける。
バイト初日。この日は雨が降っている。
昔からの唯一の友達・デビー(エミリー・テナント)にコンビニまで送ってもらったメアリーは、バイト先の先輩・ボビー(ブレンダン・フレッチャー)のサポートを受け、1人で初仕事に挑む。
メアリーを送ったデビーが車に乗り込むと何者かに襲われる。
また、メアリーが刑務所にいた事情を知るボビーは、問題なく仕事ができている彼女を確認すると帰宅。帰り道、車を止めて外に出ると背後からレインコートの男に襲われる。
店には女性の声で、「何時まで空いている？」と不審な電話が何度もかかってくる。
幻聴幻覚が増し、情緒不安定になるメアリー。保護観察官・トムは、彼女を心配して店に来る。その後ガスマーケットには、1人の女性客・カレン(セリーナ・ギルズ)が現れる。買い物を終えた女性は「何時まで空いている？」と一言。彼女が不審な電話をかけた主だと思ったメアリーは興奮して騒ぎ立て、トムに制止される。
落ち着きを取り戻したメアリーを確認するとトムは店を後にする。
自分を送り届けた後帰ったはずなのに、デビーの車がガスステーションに残っていることに気づくメアリー。店内で見たジェームズが、実は幻覚ではなく本物ではないかと疑い始める。
そこに、先ほど店に現れた女性客・カレンが現れる。
娘をジェームズに殺されたカレンは、メアリーも娘の殺害の共犯者だと思っており、復讐を果たそうとする。そこに、トムが駆けつけメアリーを刺そうとするカレンを射殺。
大雨で停電し、刑務所のセキュリティが緩くなったことでジェームズが脱獄したことを明かす。
そこに、ジェームズが現れメアリーとトムを気絶させる。
メアリーが目覚めると、そこにはトム、デビー、ボビーが並べられていた。ジェームズはまだメアリーを愛していると語り、「殺されるのを見るのが好きだろ」と。トムは頭をハンマーで潰されて死亡、デビーは窒息死。
店の呼び鈴が鳴る。ジェームズは店の表に向かう。
その間に、メアリーはボビーの拘束を解くと、ロッカーの猟銃をゲット。監禁されている部屋でジェームズが戻って来るのを待ち構える。
常連客のトラックドライバーは、大量の血が店に残っていることから強盗に入られたと思い警察に通報。ジェームズは常連客の首を裂き、メアリーは誤って虫の息の常連客を射殺。
※本当はダメなんだろうけどオーバーキルが不憫で笑ってしまったw
この殺されたドライバーは、メアリーをナンパするためにわざとクレジットカードを店に置き忘れたんだけど、そんなことしなければ殺されずに済んだのに・・
ボビー&通報を受けて駆けつけた警察官は、ジェームズに殺される。1人残り、誰にも頼れないメアリーは(店のオーナー・エドのコレクションである)角がついた鹿の剥製でジェームズを刺す。
それからしばらくして・・。
別の地で美容室の見習いになったメアリーは、鏡ごしに映るジェームズを目撃し振り返る。そこには誰もいなかった・・・。
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・クセあり俳優 ブレンダン・フレッチャーが主人公を気にかけるボビーを演じていた。作中、彼が【雨の切り裂き魔】に関心を示すシーンがあったので、てっきり信奉者なのかと思った。それもあって、脱獄した【雨の切り裂き魔】がメアリーとの関係を取り戻そうというプロットは個人的には微妙に感じた。
あくまで個人の好みだけど、「実はメアリーは1件だけ、自分の手で人を殺したことがある」みたいな意外性のあるオチも欲しかった。例えば、メアリーがジェームズに火をつける理由となった殺人は、ジェームズによる犯行とされてたけど、本当はジェームズに強要されてメアリーが殺していた・・みたいに。
・この映画の監督 パドレイグ・レイノルズは、2009年に本作の脚本を書いた。けれども資金集めに難航したため、ヴァネッサ・グラッセを起用したトレイラーを作って製作着手に成功したらしい！
・トムがお酒を買うシーンで、メアリーは11ドルと伝えてるけど、レジには3ドル25セント表示されてるw
・ジェームズの顔は焼け爛れてるんだけど、最後のシーンだけ普通の顔に戻ってる。あれは、ヴァネッサもまだ心のどこかでジェームズ(あるいはジェームズの犯行を)愛しているという意味？
・ちなみに別エンディングも存在した模様。
本編では、「美容師見習いになったメアリーが鏡ごしでジェームズの幻覚を目撃」というオチ。
別エンディング。ボロボロになったメアリーが、ボビーやトム、デビーの屍を超えてガスマーケットを去るオチ。
