「スパイダーマン2」「アナ雪2」……。優れた続編は枚挙にいとまがない。
「ドント・ブリーズ2」も前作とはまた違った切り口で「1」のファンをノックダウンする。
目が見えないハンデなど物ともせず、いや目が見えないからこその奇想天外なアクションシーンはそのままに、主人公のお爺さんが大活躍する。
前回はお爺さんは恐怖の対象でしかなかったが、今度は主人公。ヒーローである。
前作では強盗相手にドンパチしたお爺さんだが、今度は何らかの目的をもった戦闘集団とドンパチする。訓練された連中は手強く、お爺さんも前回ほどヌルゲーしてられない。
さらに、今回は守るべきものもいる。守るべきものがいると動きは鈍るのがヒーローの鉄則だ。お爺さんの安否やいかに。
お爺さんは前回悪役だった、ダークヒーローだけあって、なにやら今回もやましい秘密を抱えているようだ。
もしかして敵のほうが正しい? 一筋縄ではいかないミステリー部分にもぜひご期待を。
ちなみに本映画は動物愛護映画である。犬好きの優しい男に幸あれ。