題:「どんぶり2」はドント・スリープ
製作:2021年、アメリカ
出演:スティーブン・ラング、ブレンダン・セクストン3世
何年か前に話題になった『ドント・ブリーズ』。そこそこヒットした。
知ってる人は誰も出てないけどオモシロい!と噂を聞き、私も映画館に行った口だ。
盲目のおっさんがめっちゃ怖い。強い!
おっさんは盲目といい短髪の白髪といい、並外れた戦闘力と言い『片腕カンフーvs空飛ぶギロチン』の封神を思わせた。
前作はおっさんに襲われる側の話だった。
2作目はおっさんとおっさんの娘側の話になっている。
それこそ視点を変えたのだ。
前作でおっさんは暗闇で動き回り、盲目であることが有利であった。
今回は基本的に明るい場所で動き回る。
謎に包まれたおっさんの正体を明らかにするという演出なのだろうか?
そのせいでおっさんが盲目であることの意味が薄い。
敵対者とは肉弾戦で語り合い、自分自身の内面は言葉で吐露する。
とても平凡な語り口であったと思う。
前半の娘を捕まえるシーケンスこそワクワクしたが、それ以降は退屈。
ラスト30分は睡魔との闘いであった。
ドント・ブリーズならぬ、ドント・スリープである。