一作目とかなりテイストを変えてくる映画はたまに有り、その代表例としては「ターミネーター」と同「2」かなと思いますが、本作もそれに負けずかなり“味変”してます。
一作目観たのが少し前で、ラストを忘れたためストーリーの前後関係はよく分からないのですが、自然体で考えて“後”の話なんだろうと思って観てました。
が…この味変はどうなんでしょう、かなり賛否あるんじゃないかなぁ。
いやいや、このジジイそんな生優しい感じじゃないだろ！って気がしましたし、何より「盲目」っていう前作からの重要設定があまり生かされてない気がしました。
あと、せめて娘を攫って育ててる理由とか、なるほどと思う様な動機付け？といったもが、もう少し丁寧に描かれていたならと感じました。
詰まらない訳じゃないんです。グロゴア描写もそこそこあるし、迫力も緊張感も何ならほぼ一方的な殺戮だった前作を上回ります。
でも上記のこともあって、終始、違和感を払拭できない。
それに、(幼いとはいえ割と)自分勝手な娘、盲目の殺人鬼、兵隊崩れのギャング一味と、感情移入できるキャラがいないため、今一物語に入り込めないまま終了しました。
あと一つ、エンドロール後のポストクレジット、あれの意味がわからない。
指の一つも動けば、おぉ！(続編ありか？)とも思うけど。
私が見落としただけで、実は動いたりしてたのかな。
以上を踏まえ、前作とは別物と割り切って観れる人なら楽しめるのではないかと思います。
