幽玄的に美しい坂東玉三郎の女型。
ドキュメンタリー方式となっており、
本人が女型に対する思いを語るインタビューは見所。
まずは自分に持ち合わせているものを理解することから始まる演技の基盤の構成。…
高校生の時、まだ出たばかりの玉三郎丈の滝の白糸を観た。登場から光がそこにだけ差し込んでいた。それ以来彼は私のミューズだ。
しかし今作は未見。
玉三郎の私服での話がいまはもう懐かしいから独特の世界。
…
玉三郎の私服が90年代の香り。
公開時に観たきりだったので、数年前に観た友人から「杉村春子の『晩菊』のシーンが使われてたよ」と聞いていて、見直したかった。全然覚えてなかった。女らしい仕草として取り…
冒頭の歩きのシーンから、役者のドキュメンタリーの複雑さ、演技をするひとをカメラにうつすときに生じる「演じる」とは何かという問題が頭の中に浮かんだ。
その後の坂東玉三郎が自分の舞台を見ているような編集…
現代アートハウス入門 ドキュメンタリーの誘惑@ユーロスペース
歌舞伎の女形大スター坂東玉三郎の素顔を追う傑作ドキュメンタリー✨「ヘカテ」を彷彿とさせる映像美。漆喰のような白塗りが剥がされる時の瞬間が…
映画はとても好きだけどなぜか演劇はそんなにハマれなくて、演劇と映画の違いについてよく考える。私はそれまで、映画の人間は「繊細に目で語れる人間」で、演劇の人間は「ダイナミックに全身を使って語る人間」だ…
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