ふかい

書かれた顔のふかいのレビュー・感想・評価

書かれた顔(1995年製作の映画)
3.5
歌舞伎に全く興味が無いないため舞台上のシーンで意識が途切れ途切れになってしまったが、現実と虚構の境目が曖昧になるいくつかの要素(坂東玉三郎が女型を演じている様子と素顔でステージに向かっていく様子が交互に映し出される、男2人が玉三郎を取り合う謎の劇中劇など)は印象的。

「成瀬巳喜男の世界へ」という本でシュミットが寄稿していた「晩菊」の杉村春子お化粧シーンがまるまる引用されていて笑った。その後の扇子で顔を隠す晩年の杉村春子御大がとてもキュート。
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