Mytyl

書かれた顔のMytylのレビュー・感想・評価

書かれた顔(1995年製作の映画)
5.0
青空が印象的なラ・パロマとは対照的に、月夜の(しかしながら青く青い)日本が妖しさを醸し出す。今の半ば人知を超えた存在を演ずるに相応しく神々しい玉三郎様とはまた違った、恥じらいも感じられる少女のようでいて魔性を隠し持った妖艶な90年代の玉三郎様に惚れ惚れしてしまう。
玉様の舞台映像も、大野一雄も、こんなに美しく舞を再解釈して映しとることは可能なんだ。
途中客席でバランスをとりながらおどける玉様が愛らしくて天才で胸いっぱいになりました。
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