このレビューはネタバレを含みます
ダニエルシュミットが玉三郎を撮るっていうので、どんなドラマティックに、知らない美しさも観れるのかと思ってたら、、期待しすぎでした。
書かれた顔という題名から想像する、男性が女性を演じる女形を深く探求するのでもなく、
インタビューの内容も聞いたことのある薄いものだった。あれだけの方々を集めて、あのインタビューはないでしょう。
西洋男性が考えた、西洋男性向けの観光PR?と思うくらい浅く感じた。
途中で挿入される寸劇は、舞台が戦後日本なのか?でも流れる音楽は中国のもの。シュミットが好んで描く植民地時代の中国みたいな感じ。場末感とミスマッチ感を出すための演出なのかもしれないけど、薄っぺらく感じた。
玉三郎はおきゃんな芸者が似合わない。
最後は延々と歌舞伎に映像。
シュミットならではの、モダンな舞台演出があるかと思いきや、、、
玉三郎の美しさや往年の女優の所作の美しさだったらもっとそれにフォーカスすればいいし。