イシ

書かれた顔のイシのレビュー・感想・評価

書かれた顔(1995年製作の映画)
-
5年くらいまえ歌舞伎にはまって、そのときには玉三郎はとっくに鷺娘を踊らなくなっていて、だからその舞台を実際に見られてたらなって思うことが最近でも時々ある。
踊りも雪もどんどん激しくなっていって感情があばれる、そういう舞台に心が取り込まれるのは本当に楽しい。欲。
綺麗なカメラで撮り残されてよかったよね、謎編集入ってるけど。

中村屋ガン無視やったなあ。

ほとんどの人間は演劇的でしょうよと思ってる派の人間なので女の型(形)の話なんかも明晰に話されてて面白いなと思う。

でも劇中劇は謎だし監督シュミットじゃなきゃいけなかったのかも謎い。
トスカの接吻がドキュメンタリーでも面白いのはオペラがシュミットの文化だからで、歌舞伎は好きすぎて憧れが強く距離のとれてない撮影対象だろうから形にするのは難しいだろうなって誰かが言ってた。
イシ

イシ