トランスジェンダー当事者やその家族、そしてトランスジェンダーに連帯する人達にフォーカスし、トランスジェンダーに関するあれこれをひとつずつ丁寧に紐解いていくドキュメンタリー映画。
私達だって「普通」の暮らしがしたいんだよ。
それだけなんだよ。
「差別じゃない」と前置きしたその言葉の暴力性に気づいて欲しい。
トランスジェンダーはずっと前から存在しているしこれから先も存在し続ける。
それを忘れないで。
現実やネットで飛び交うトランスジェンダーを差別する発言の数々がそのまま出てくるのでしんどいと感じるところがあると思うが(その時は無理せず一時停止とかして欲しい)、それらは全て間違っていると否定し、正面から立ち向かい、ノンバイナリーでトランスジェンダーの私に勇気をくれる映画でもあった。
観て良かった。