フィクションパートがつまらなすぎて泣きそうになった(男二人の役者はひどすぎる。どっから連れてきたんだ)が、大野一雄の舞踊が圧倒的でお釣りが来る。
オープニングの坂東玉三郎が会場まで歩いてくるくだりが…
玉三郎が自身の演じる女性が虚像であることを自覚しているように、シュミットは芸者のロマンスを幾分か幻想的に描き出す。だからこの挿話の粗末さは、他者を演じ、他者を演出することの不完全性を示しているように…
>>続きを読む男と女、新と古、若と老、和と洋……
対比から結局生むのは美。
映画3本くらいみたくらいの満足感。
日本人じゃない人が取るからこそとれる日本人の美しさなのかな。
歌舞伎というか日本人の観察力や動きの艶…
伝統に伝説をぶつける事により浮かび上がる黄昏の様相、暮れゆく時を意味するそれは最も美しい時をも現す。生命が有限である限り彼の肉体もやがて滅びの時を迎えようが、その肉体から発せられた美しさそのものはい…
>>続きを読む歌舞伎の女形を演じることについてのドキュメンタリー
幼い頃から、地元は歌舞伎に触れることが多く母親は今も歌舞伎を毎年続けている。
白塗りや舞について馴染みが深く懐かしい気持ちにもなった。小学5.6年…
美しすぎて、言葉にならない。
全てが美しい。
音によって、異なる空間、時空がつながっていく。
絶対的な不可能を知ってこそ自分に客観的になれる。
諦めから全ては始まる。
大野一雄の幻想的なダンス…