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セブンのtanpeのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.0
後味悪い系の映画として、常に名前が挙がってくるこの作品。
初めて観た時は衝撃だったし、内容分かった上で観ても、ラストの緊張感はハンパない。
何が起こるか分かった上で、現場に向かう際のミルズとジョン・ドゥのやりとりを見てると、本当にやりきれない気持ちになる⤵️

劇中ずーっと雨が降っててじめっとしてるのに対し、このシーンだけが乾いた地であるってのが印象的。
事件解決に向かうって信じてたミルズの心情を表してるのかな。
でもそれは決して晴れではなく、カラカラの砂漠のような結果になってしまったんだな。

この作品のブラピが、短髪でさわやか過ぎてなくて1番好きだ。
感情と理性の狭間で苦悩する姿もグッとくる。
モーガン・フリーマンは紳士で博識で、書物を読む姿も絵になる渋さ。
それなのに世の中に絶望してて、前向きなことを何も言わないっていうのが意外。

サマセットもトレイシーも街のことを嫌いとか悪いことばっか言ってたけど、結局どこだったんだろう?
ちょっと気になる😒
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