やまだ

セブンのやまだのレビュー・感想・評価

セブン(1995年製作の映画)
4.0
ブラピの出演作で評価が高い作品で見てみた。グロいと聞いてたけどハンニバルが大丈夫なら大丈夫って聞いて見た。確かに初っ端の死体デコはなかなかグロい。ずっと大雨で、全編通してめちゃくちゃ不穏。退職まで1週間の老刑事を演じるモーガン・フリーマンと田舎からでてきた勇み足の新米デカのブラッド・ピットのコンビは王道で理想的な師弟関係だと思った。厭世的で治安の悪い都市で長年刑事をやって、冷静で達観してて、疲弊してるサマセットとまだまだ情熱が溢れててピュアでウブとも言えるミルズ。猟奇的な殺人を繰り返す犯人との問答や治安の悪い世の中で生きていく不安や人生の辛さとか満遍なく散りばめられた人間の業的なものは不穏で辛気臭い。ミルズがした最後の決断は、結局その辛気臭さは拭ってくれず、全編通してヒシヒシと伝わるのは人間の苛烈な醜さ。人生ってしんどいし、平凡って難しいね……それにしてもニューヨークの治安悪すぎな
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