怡然じらく

セブンの怡然じらくのネタバレレビュー・内容・結末

セブン(1995年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白い。面白いけど、手放しに楽しめたかというと、?という感じ。

そんなに心は揺れない。

犯人が完璧な異常者なので、まず犯行の動機が意味不明。
追いかける刑事にも、そんなに魅力を感じなかった。
だから犯人にも、刑事にも、あんまり自分の感情がのせられない、入り込めるスキがない。

奥さんも、何で急に夫の上司を食事に誘うの?
1回しか会ってないのに何でガチのプライベートをさらけ出すの?
作中で説明はしてたけど、モヤッとしたまま。

最後の結末はたしかに胸糞だけど、もうちょっと夫婦間の関係を濃く描いてくれてたら衝撃は更にあったかも。

なにより1番に思うのは、
ネタバレをふまずにまっさらな心で観たかったということ。面白かったけど。


余談だけど、
犯行計画の最後に犯人の死が組み込まれているという設定で、ドラマ「BOSS」の山田孝之を思い出した。
あれは、復讐という人間らしい動機だったから入り込めたな…。
怡然じらく

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