Mariny

セブンのMarinyのネタバレレビュー・内容・結末

セブン(1995年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

7つの大罪とは人間を罪に導く感情や欲望として理解していたけれど、単純に罪の根源なのではなくて、その感情や欲望こそが生まれながらに罪人と言われる人間に与えられた罰なのではないかと本作を見て感じた

嫉妬や憤怒、強欲などの気持ちを抱えて生きるのはきっと苦しい
ラストでミルズは自身の罰に飲み込まれて罪を犯してしまう
銃を下ろした後は受け入れられない現実に絶望するだけ
罰が罪を生み罪が新たな罪を引き寄せる

この悪循環から抜け出すためには
7つの罰を受け止めて乗り越えていく方法を各々が見つけていく必要がある
本当の幸せはその境地になって初めて感じられるのだと思う
Mariny

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