七つの大罪かぁ。
人間生きてたらなんらかの大罪犯してるよね。
普段こうして何気なく生きてるけど、そのうち神様の逆鱗に触れる日が来るのかね。
その時にはブラット・ピットみたいなイケメン刑事に第一発見されたいよな!
第一声で
「まるで東京ドーム一杯の生ゴミだぜ?!」
とか、えげつなく罵ってほしいぜ(笑)!
デビット・フィンチャー監督の作風魅力が詰まり倒した不条理犯罪劇。
七つの大罪は死をもって償われる。
犯人と被害者の因果関係は?
動機も何もかも不明。
困り顔のブラピ&モーガン。
今思い出したが、このころモーガン=いかりや長介ってな謎の長介推しが瞬間風速的にブームだったわ。
解けるわけない犯罪に解決の糸口はイキナリダラリと垂らされる!
犯人はいったいドイツだ!
じゃじゃーん!
実は本作、犯人がどうとかワリとどうでもよくて、
陰惨な空気感と漂う世紀末感を
フィルムに残しておきたくて撮られたんじゃないかと思うときがある。
じゃないとこんな投げっぱなし&胸くそな映画撮る意味ないじゃん。
ラストの救いの無さは再見しようとする手を止めさせる破壊力があるよな(笑)